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2021年8月11日聖書の学び

本日は、士師記6章11-13節から「神がともにいて下さる信仰に立つ」と題して短くお話をします。

6:11 さて、主の御使いが来て、オフラにあるテレビンの木の下に座った。これはアビエゼルの人ヨアシュのものであった。その子ギデオンは、ミディアン人に奪われるのを免れるため、酒ぶねの中で小麦を打っていた。 6:12 主の御使いは彼に現れて言った。「勇者よ、主はあなたと共におられます。」 6:13 ギデオンは彼に言った。「わたしの主よ、お願いします。主なる神がわたしたちと共においでになるのでしたら、なぜこのようなことがわたしたちにふりかかったのですか。先祖が、『主は、我々をエジプトから導き上られたではないか』と言って語り伝えた、驚くべき御業はすべてどうなってしまったのですか。今、主はわたしたちを見放し、ミディアン人の手に渡してしまわれました。」

今日は、ギデオンが召命された時の神への応答の言葉から学びたいと思います。ギデオンについては士師記6章1節-8章35節に記されていますので、後ほどお読みください。神は一預言者を通してイスラエルの罪を指摘(6章8-10節)した後、使者を遣わしてギデオンをイスラエルの救出のため召し出しました。この神の力強い召しに対し、ギデオンは確信をもって応えることは出来なかったのです。その理由が13節です。また、15節にはギデオンの氏族がマナセ族のなかでもっとも弱小で、じぶんも一番年下であると告げています。つまり、ギデオンは自分の経験と能力から召命に対し謙虚に自分自身を見つめ応答をしたのです。自分の能力や経験に頼り物事をなそうとするとうまくいかないものです。ギデオンは自分の内にある不安や迷いを素直に御前に伝えたのです。神は、自分の能力や経験に頼るものをその器として用いません。主イエスはルカによる福音書で次のように語られました。 14:11 だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。神は真実なお方ですから、謙虚さをもって御前に来るものを決して拒むことはありません。一つ一つの迷いや不安に応えてくださったことが17節-19節に記されています。ギデオンの問いかけに対する神の答えは12節です。「勇者よ、主はあなたと共におられます。」このことは一貫していて14,16節にも記されています。神がともにいて下さること以上に力強く安心出来ることはありません。使徒パウロはローマの信徒への手紙8章31節で次のように語っています。 8:31では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。世界中、コロナ禍という国難の最中ではありますが、いかなるときも神がともにいてくださるという信仰に固く立って歩んで参りましょう。