• 千葉県八街市にある家族的な教会です

2022年10月12日聖書の学び

本日は、ヨブ記1章20,21節から「主権は御手にある」と題して短くお話をします。

1:20 ヨブは立ち上がり、衣を裂き、髪をそり落とし、地にひれ伏して言った。 1:21 「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」

こんな話を聞いたことがあります。ある時、船が難破してしまいまい、一人のキリスト者の男性の乗船員が泳いでたどり着いたのは無人島でした。彼は助けが来てくれることを信じ来る日も来る日も主に祈り続けました。しかし誰も助けに来ることはありませんでした。彼は雨露をしのぐため掘っ立て小屋を作り、そこで暮らし始めました。そんなある日、彼が食べ物を探しに行って家に帰ってみると、せっかく作った小屋から火が出ていました。彼は完全に打ちのめされてしましたが、やがて神様に怒りの文句を言い始めました。「主よ、私は何か悪いことをしましたか。どこまで私を虐めれば気が済むのですか。もう、どうにでもしてください」と。ところが翌朝、まだ眠りこけている彼のところに救助隊が来たのです。彼は助けられた嬉しさで満ち溢れていましたが、暫くすると救助隊に「どうして私がこの島にいることが分かったのですか」と尋ねました。すると救助隊は驚いて、「あなたが救助のために狼煙を上げたのではないのですか。無人島から煙が見えたので、遭難した誰かが救助を求めていると思ったからですよ」と答えたのです。私の親友のS牧師が6月末に大動脈解離となり緊急手術を受け、一か月の入院生活を送りました。学生時代は合気道で日本一になったほどの人物で、今でも毎日、10キロのランキングと筋トレに励んでいます。病気とは全く無縁の方なのでビックリしたのですが、順調に回復をしています。主治医によれば大動脈解離とはもらい事故のようなもので誰でもなる可能性があるそうです。S牧師は私に言いました。「入院も手術も検査も本当に大変でした。今まで、これらのことは他人事でしたが、今回、その苦労が身をもってわかりました。今後の牧会にも大いに役立つでしょう。主に感謝しています」と。1:20 ヨブは立ち上がり、衣を裂き、髪をそり落とし、地にひれ伏して言った。 1:21 「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」。これはヨブがすべての子どもを失った時のことですが、ヨブは神の主権を受け入れています。良い時も悪い時も主権が神の御手にあることを喜んでさえいます。その後、ヨブは神様のお取り扱いを受け、神の全能性を悟のです。ヨブ記42章に記されている通りです。 42:1 ヨブは主に答えて言った 42:2 あなたは全能であり/御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。今、私たちの中には主がなされることがわからずに悩んでおられる方もいると思います。私たちの理解には限度がありますが、神はすべてお見通しなのです。全能の主に信頼し祈り続けましょう。