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2022年9月7日聖書の学び

ハイデルベルグ信仰問答⑰

第二部 子なる神について(5)-十字架の苦しみ-

問37「苦しみを受け」という言葉によって、あなたは何を理解しますか。

答 キリストがその地上での御生涯のすべての時、とりわけその終わりにおいて、全人類の罪に対する神の御怒りを体と魂に負われた、ということです。それは、この方が唯一のいけにえとして、御自身の苦しみによってわたしたちの体と魂とを永遠の刑罰から解放し、わたしたちのために神の恵みと義と永遠の命とを獲得してくださるためでした。

主要聖句 イザヤ53:4,5、マタイ20:28

問38 なぜその方は、裁判官「ポンテオ・ピラトのもとに」苦しみを受けられたのですか。

答 それは、罪のないこの方が、この世の裁判官による刑罰をお受けになることによって、わたしたちに下されるはずの神の厳しい審判から、わたしたちを免れさせるためでした。

主要聖句 イザヤ53:12、ヨハネ1:29

問39 その方が「十字架につけられ」たことには、何か別の死に方をする以上の意味があるのですか。

答 あります。それによって、わたしは、この方がわたしの上にかかっていた呪いを御自身の上に引き受けてくださったことを、確信するのです。なぜなら、十字架の死は神に呪われたものだからです。

主要聖句 ガラテヤ3:13

cf.ウェストミンスター大教理問答書

4摂理

問20 創造されたままの状態の人間に対する神の摂理は、何であったか。

答 創造されたままの状態の人間に対する神の摂理は、彼を楽園に置き、それを耕すことを命じ、地の実を食べる自由を与え(1)、被造物を彼の支配下におき(2)、彼の助けのために結婚を定め(3)、彼にご自身との交わりを与え(4)、安息日を制定し(5)、個人的な、完全な、不断の服従を条件として、彼と命の契約を立て(6)、命の木をその保証とし(7)、死を罰則として、善悪を知る木から取って食べることを禁じられた(8)ことであった。

(1)創世2:8,15,16、(2)創世1:28、(3)創世2:18、(4)創世1:26-29,3:8、(5)創世2:3

(6)ガラテヤ3:12、ロマ10:5、(7)創世2:9、(8)創世2:17

ハイデルベルグ信仰問答

ウェストミンスター大教理問答書