• 千葉県八街市にある家族的な教会です

2022年4月13日聖書の学び

本日は、ヤコブの手紙1章5-8節から「感謝して疑わずに祈ろう!」と題して短くお話をします。

1:5 あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。 1:6 いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。 1:7 そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。1:8 心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

19世紀にイギリスで活躍したジョージ・ミューラーという孤児院経営者がいます。ミューラーは熱心なキリスト者で、「祈りの力」、「信仰」等の著書もありますが、実に祈りと信仰の生涯を歩んだキリスト者でした。ある朝、経営する孤児院の出来事です。食堂係が、ミューラーに昼食用の食材が足りないことを伝えました。するとミューラーは食事係にいつものようにお皿やナイフとフォークの用意をしなさいとだけ伝え、祈りに専心しました。ランチの15分前になっても何も起こりませんので、食堂係が不安になりうろたえていました。それを見た、ミューラーは「大丈夫。神様は私たちの祈りをお聞きになったのです。」と伝えました。ランチの5分前です。けたたましい響きを立てて、食料品を山ほど積んだ馬車が来たのです。誰かの寄付により孤児院の子どもたちはいつものように皆で食事をすることが出来たのです。恩師の中野雄一郎先生も坂戸教会時代に同様な経験をされています。ある晩、夕食はなんとか家族全員で食べることができたそうですが、朝食の食材がありません。中野先生は、翌朝、一番で教団本部に行き謝儀の前借を考えもしたそうですが、信仰に固く立ち御業が起こることを祈りました。翌朝、ドアを開けてみるとお米や野菜がたくさん届けられていたそうです。中野先生は「神様、イエス様のされること、祈りの力には驚いたよ!」と私に言われました。その後も、このようなことは何回もあったそうです。先取りの感謝の祈りという言葉があります。祈りっていることが既にかなえられたと信じて感謝のお祈りをするのです。例えば、「主よ、家族をお救いください。有難うございます。家族が救われました。感謝します。」といった祈りです。ミューラーや中野先生が先取りの感謝の祈りをしていたかどうかはわかりませんが、祈りで大事なことは「いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。 そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。」なのです。祈りが答えられていることを固く信じ、感謝を持って祈り続けて参りましょう。