• 千葉県八街市にある家族的な教会です

2023年6月21日聖書の学び

ルツ記の学び

①著者

・不明。伝承によれば士師記と共に預言者サムエルが著者と言われていて、士師記の付録と解釈をする学説もある

②執筆年代

・1章1節に 士師が世を治めていたころ、」とあるので士師時代の約200年の間と考えられる。BC1,200~1,000?。他説もあり

③特徴

・神の目的は予想もしなかった形で成就される

・神は神に忠実な者の人生の中で働く

・他者を助け、家族や友人に尽くすことは人生を変え、幸いをもたらす

・神の恵みはユダヤ人だけでなく、すべての人に注がれている

・神はすべての人を思いやる

・予型としての価値。ボアズはキリストの予型、ルツは異邦人を予型

・ダビデとダビデの系図が遡れる

・清い愛の力を示す

・結婚の高い理想を示す

④キーワード

・「安息」新共同では「安らぎ」(1章9節)、ほとんどの英語の聖書ではrest、原語では創世記49章15節等に使われている

創世記 49:15 彼にはその土地が快く/好ましい休息の場となった。彼はそこで背をかがめて荷を担い/苦役の奴隷に身を落とす。

・「贖い」新共同訳では「買い取る」(4章4,6節)、ほとんどの英語の聖書は

redeem、原語では創世記48章16節等に使われている

創世記48:16 わたしをあらゆる苦しみから/贖われた御使いよ。どうか、この子供たちの上に/祝福をお与えください。どうか、わたしの名と/わたしの先祖アブラハム、イサクの名が/彼らによって覚えられますように。どうか、彼らがこの地上に/数多く増え続けますように。」

⑤構成

1章 モアブ寄留、2章 ボアズの畑によるルツの落穂拾い、3,4章 結婚